日本各地で行われていた庶民生活と密接に結びついていた習俗が社会情勢の変化によって今まさに消え去ろうとしている。鹿児島県の衣・食・住をはじめ生活全般にかかわる習俗を、50年余にわたって調査した著者が、故老からの貴重な聞書や多くの写真によってそこに生きる人びとの暮らしのありさまを生き生きと描き後世に伝える労作。
目次: はじめに
第一章 衣・食・住
第一節 衣・天然のめぐみ
葛布など/仕事着と晴れ着/布団など/衣の忌
第二節 食・口ぐらし
口ぐらし/飢えの夏/食事/食の忌
第三節 住生活・水と陽光を求めて
萱屋根/新築/囲炉裏/収納小屋/水を求めて/住の忌
第二章 生業・山野河海に骨を埋めて
第一節 稲作・男と女の役割
湿田/刈敷/井手のせ/種子播き/田打ち/田植え/品種/田の草取り/収穫
第二節 畑作・その多様性
粟など/蕎麦など/煙草など/焼畑/馬と牛
第三節 山樵・山に生きる
ある山師/筏流し/木挽き/山に生きる
第四節 狩猟・山野を跋渉して
ある狩人/焼き狩りなど
第五節 漁業・河海に生きる
川魚/潜水漁法/地引網/釣り漁/丸木舟/漁師気質
第六節 諸職・道々の人
ショケ作い/木地屋など
第三章 運輸と交易・村々をむすぶ
第一章 運輸・やがて車社会へ
背負いから車へ/肩担ぎ/頭上運輸
第二節 交易・有無相通ず
魚売り/市の風/七夕市
第四章 社会生活・人びとの結びつき
第一節 村制・民俗の受け皿
村の変遷/村の組織/共有地/村の階層/西から東へ/村の制裁
第二節 相続慣行・親をみる
北薩地方/南薩地方/大隅地方
第三節 年齢階梯制・加齢とともに
子供組/ニセ組/娘組
第五章 信仰・くらしの中の祈り
第一節 漂 着 神
第二節 モイドン
第三節 村 仏
第四節 地 蔵
第五節 かくれ念仏
第六節 田 の 神
第七節 講
第八節 ウッガン(内神)
第九節 その他の信仰
第六章 人生儀礼・村の中の生涯
第一節 産育・生まれ出ずる悩み
出産/胞衣/間引きなど
第二節 婚姻・試練の壁
嫁貰い/嫁盗み/婿と嫁
第三節 葬制・霊の行方
葬式/骨噛み/衣洗いなど
第七節 年中行事・月ごとの祭り
第一節 正 月
正月の準備/大正月/六日年/小正月
第二節 春 夏
予祝祭/三月節句/五月節句
第三節 盆
第四節 秋 冬
十五夜/ホゼ/亥の日
第八章 口頭伝承・語りの中の人間模様
第一節 昔 話
魚売り/蜘蛛女/ヘヤのはじまり/えんどう豆/さんこ鳥/ほととぎす/よすか鳥/よすか鳥/山姫/セロどんの話
第二節 伝 説
弘法大師―佐敷のはじまり/弘法大師―井戸/弘法大師―大根洗い/弘法大師―茶のはじまり/弘法大師―犬の足/弘法大師―麦のはじまり/弘法大師―イモ/
浦島太郎/巨人/菅原道真/天草四郎/赤子ン淵
第三節 世 間 話
浜くだり/山姥
第四節 河 童
文箱/博労/風呂好き/魚をくれる
第五節 民間知識
諺/子供の遊び/民間療法
あとがき
著者名 読み-1: ツル イクロウ
著者略歴(紹介) -1: 著者紹介 水流郁郎(ツルイクロウ) 1934年 鹿児島県指宿市山川成川生まれ。1957年 鹿児島大学文理学部卒業。鹿児島県の高校教員(社会科)となる。[主要著書]『南九州の通過儀礼』(自家版、1975年)、『九州の祝事」(明玄書房、1978年、共著)、『九州の葬送』(明玄書房、1979年、共著)、『九州の生業Ⅰ 農林業』(明玄書房、1980年、共著)
第一章 衣・食・住
第一節 衣・天然のめぐみ
葛布など/仕事着と晴れ着/布団など/衣の忌
第二節 食・口ぐらし
口ぐらし/飢えの夏/食事/食の忌
第三節 住生活・水と陽光を求めて
萱屋根/新築/囲炉裏/収納小屋/水を求めて/住の忌
第二章 生業・山野河海に骨を埋めて
第一節 稲作・男と女の役割
湿田/刈敷/井手のせ/種子播き/田打ち/田植え/品種/田の草取り/収穫
第二節 畑作・その多様性
粟など/蕎麦など/煙草など/焼畑/馬と牛
第三節 山樵・山に生きる
ある山師/筏流し/木挽き/山に生きる
第四節 狩猟・山野を跋渉して
ある狩人/焼き狩りなど
第五節 漁業・河海に生きる
川魚/潜水漁法/地引網/釣り漁/丸木舟/漁師気質
第六節 諸職・道々の人
ショケ作い/木地屋など
第三章 運輸と交易・村々をむすぶ
第一章 運輸・やがて車社会へ
背負いから車へ/肩担ぎ/頭上運輸
第二節 交易・有無相通ず
魚売り/市の風/七夕市
第四章 社会生活・人びとの結びつき
第一節 村制・民俗の受け皿
村の変遷/村の組織/共有地/村の階層/西から東へ/村の制裁
第二節 相続慣行・親をみる
北薩地方/南薩地方/大隅地方
第三節 年齢階梯制・加齢とともに
子供組/ニセ組/娘組
第五章 信仰・くらしの中の祈り
第一節 漂 着 神
第二節 モイドン
第三節 村 仏
第四節 地 蔵
第五節 かくれ念仏
第六節 田 の 神
第七節 講
第八節 ウッガン(内神)
第九節 その他の信仰
第六章 人生儀礼・村の中の生涯
第一節 産育・生まれ出ずる悩み
出産/胞衣/間引きなど
第二節 婚姻・試練の壁
嫁貰い/嫁盗み/婿と嫁
第三節 葬制・霊の行方
葬式/骨噛み/衣洗いなど
第七節 年中行事・月ごとの祭り
第一節 正 月
正月の準備/大正月/六日年/小正月
第二節 春 夏
予祝祭/三月節句/五月節句
第三節 盆
第四節 秋 冬
十五夜/ホゼ/亥の日
第八章 口頭伝承・語りの中の人間模様
第一節 昔 話
魚売り/蜘蛛女/ヘヤのはじまり/えんどう豆/さんこ鳥/ほととぎす/よすか鳥/よすか鳥/山姫/セロどんの話
第二節 伝 説
弘法大師―佐敷のはじまり/弘法大師―井戸/弘法大師―大根洗い/弘法大師―茶のはじまり/弘法大師―犬の足/弘法大師―麦のはじまり/弘法大師―イモ/
浦島太郎/巨人/菅原道真/天草四郎/赤子ン淵
第三節 世 間 話
浜くだり/山姥
第四節 河 童
文箱/博労/風呂好き/魚をくれる
第五節 民間知識
諺/子供の遊び/民間療法
あとがき
著者名 読み-1: ツル イクロウ
著者略歴(紹介) -1: 著者紹介 水流郁郎(ツルイクロウ) 1934年 鹿児島県指宿市山川成川生まれ。1957年 鹿児島大学文理学部卒業。鹿児島県の高校教員(社会科)となる。[主要著書]『南九州の通過儀礼』(自家版、1975年)、『九州の祝事」(明玄書房、1978年、共著)、『九州の葬送』(明玄書房、1979年、共著)、『九州の生業Ⅰ 農林業』(明玄書房、1980年、共著)

